初音ミクの描きおろし絵は、数々の人気アニメやゲームのイラスト、キャラクターデザインを手がけられているつなこ氏、そして招き猫姿の衣装原案はらっす氏によるものです。
浮世絵製作の彫りは、2010年経済産業省に「江戸木版画 伝統工芸士」と認定され、2018年には日本国より黄綬褒章を授与された渡辺和夫氏が手掛け、摺りは、文化庁の無形文化財選定保存技術に認定されている江戸木版画摺師の鉄井裕和氏が手掛けています。
現代の浮世絵の江戸木版画職人として最高峰のふたりが初音ミクを表現した作品としてその価値は計り知れませんが、決して肩肘張ることなく、熟練職人達が見せるユーモラスな猫の手形の落款はご愛敬。
浮世絵ならではの伝統技法が随所にちりばめられ、「22版」もの工程を経て表現された珠玉の一品、
浮世絵木版画『招猫初音未来図』、ぜひご期待ください。